よく噛むダイエットは噛む回数を増やすことで体重減少を目指すダイエット法です。
噛む回数を増やすだけなので、食事制限や運動をすることなく痩せることができます。
よく噛むことでだけでダイエット効果が期待できるなんて嬉しいですよね!
この記事ではよく噛むダイエットの効果、やり方を紹介していきます。
また、1週間でどの程度の効果があるのかも紹介していきますので参考にしてみてください。
1.よく噛むダイエットが効果的な理由
「よく噛むだけでダイエット効果はあるの?」
噛む回数を増やすだけでダイエット効果があるなんて信じられないですよね!
でも実際、噛む回数を増やすことでダイエット効果が期待できます。
そこには「知れば納得」な2つの理由があるのです。
1-1.食欲を抑えられるから
よく噛むことで「ヒスタミン」の分泌が増え、食欲を抑えることができます。
ヒスタミンには脳の満腹中枢を刺激し、満腹感を得やすくする効果があるのです。
普段であれば食べ過ぎてしまう食事も、よく噛むことで少量に抑えることができます。
ダイエットを成功させるには食欲のコントロールがとても重要です。
食欲を抑えるためにもよく噛むことを意識していきましょう。
1-2.消費カロリーが増えるから
よく噛むことで消費カロリーが増え、体重が落ちやすくなります。
「噛む」という動作だけでもエネルギーが使われるため、カロリーは消費されるのです。
噛む回数15回だった人が30回にするだけでも消費カロリーは2倍になります。
よく噛むだけで消費カロリーが増えるなんてとても魅力的ですよね。
2.よく噛むダイエット驚くべき4つの効果
実はよく噛むことで得られるのはダイエット効果だけではありません。
それ以外にも多くの効果を受けることができるのです。
- 睡眠の質向上
- フェイスラインが引き締まる
- 虫歯予防
- 腸内環境の悪化を防ぐ
噛む回数を増やすだけでこれらの効果が期待できるのです。
よく噛むことを意識するかしないかで今後の人生は大きく変わってきます。
それぞれの内容について解説していきます。
2-1.睡眠の質向上
朝食をよく噛んで食べることで「セロトニン」の分泌が増え、睡眠の質向上が期待できます。
セロトニンは睡眠ホルモン「メラトニン」の材料であり、睡眠の質に大きく関係しているのです。
現代はストレス社会でセロトニンの分泌が少なく、睡眠の質が低下している人が非常に多いです。
よく眠れないという人は「セロトニン」の分泌量が少ない可能性があります。
そんな人は朝食をよく噛んで食べることを意識しましょう。
2-2.フェイスラインが引き締まる
最近、顔のたるみなどが気になっていませんか?
よく噛むダイエットではフェイスラインを引き締める効果も期待できます。
噛む回数が増えることで口周りの動きが活発になり、表情筋を鍛えることができるからです。
表情筋が弱まってしまうと顔にたるみができ、実年齢よりも老けた印象になってしまうのです。
よく噛むことで普段あまり動かさない表情筋を鍛え、フェイスラインを引き締めましょう。
2-3.虫歯を防ぐ
よく噛むことで唾液の分泌量が増え、虫歯を予防することができます。
唾液が分泌されることで細菌が作る酸を薄め、歯の表面が溶けるのを防いでくれるのです。
虫歯を防ぐことで健康寿命が伸びたり、認知症のリスクを減らせるという報告もあります。
唾液を増やすためにもよく噛んで虫歯予防をしていきましょう。
2-4.腸内環境の悪化を防ぐ
よく噛んで食べることで腸内環境の悪化を防ぐことができます。
噛む回数が少ないと食べたものが消化されない状態で腸まで移動してしまいます。
未消化物は悪玉菌の餌になりやすく、腸内環境を悪化させてしまうのです。
腸内環境の悪化では便秘や下痢などの腹部症状が出現する可能性もあります。
よく噛むことを意識して腸内環境の悪化を防いでいきましょう。
3.よく噛むダイエット正しい2つのやり方
ここまでよく噛むダイエットの効果を説明してきました。
では実際によく噛むダイエットはどうすればいいのでしょうか?
基本のやり方としては、とっても簡単で2つしかありません。
よく噛むダイエット正しい2つのやり方を確認していきましょう。
3-1.1口30回以上は噛む
よく噛むダイエットでは1口30回以上噛んで食べるようにしましょう。
30回以上噛むことでヒスタミンという神経伝達物質が増加し、満腹中枢を刺激します。
現代人の噛む回数は平均10から20回といわれています。
1.5から2.0倍の回数を噛むことで、普段より1割少ない食事でも満足できるようになるのです。
また、よく噛むことで消化もしやすくなるため、腸内環境の悪化を防ぐこともできます。
1口30回以上噛んで食べることを意識していきましょう。
3-2.食事は栄養バランス良く摂る
よく噛むダイエット中も栄養バランスを整えましょう。
栄養バランスが悪い食事では代謝が低下してしまい、痩せにくい体になってしまいます。
代謝低下は食べたものがエネルギーになりにくく、脂肪として蓄積されやすい状態です。
せっかく30回以上噛むことを頑張っても、代謝が低ければダイエットは成功しません。
野菜を食べない、脂質を摂り過ぎるなどの栄養バランスの悪い食事は注意していきましょう。
4.成功への近道!よく噛むためのマル秘テクニック
よく噛むダイエットでは1口30回以上噛むことを推奨しています。
しかし、実際に30まで数えるのは大変だと思いませんか?
ダイエットは継続することが大切なのですが、数えるのが大変で断念してしまう人も少なくありません。
そこで数えなくてもよく噛むことができるマル秘テクニックを紹介していきたいと思います。
4-1.食事中に水分を摂り過ぎない
食事中に水分を摂り過ぎないようにしましょう。
水分を摂り過ぎると食べているものを噛まずに流し込んでしまう可能性があります。
お茶もそうですが、味噌汁やスープなども注意が必要です。
もし水分を摂る場合は食事開始直後や食材が口に含まれていない状態にでにしましょう。
4-2.歯応えのある食材を意識的に摂る
歯応えのある食材を意識的に摂るようにしましょう。
噛む回数を数えなくても無意識的に噛む回数が増えるようになります。
スルメや分厚い肉を食べてアゴが疲れるくらいに噛んだ経験はありませんか?
その時は何も考えていなくても噛む回数が自然に増えていたと思います。
歯応えのある食材を意識的に摂ることで噛む回数を増やすことができるのです。
4-3.ながら食べをしない
よく噛むダイエットでは、ながら食べをしないようにしましょう。
ながら食べでは無意識的に噛む回数が減ってしまう可能性があります。
「テレビを見ながら」「携帯を見ながら」などしていませんか?
ながら食べでは食事に意識が向きづらくなるため、食事ペースが調整しにくいのです。
噛む回数を増やすためにも、ながら食べは控えましょう。
5.よく噛むダイエット1週間の効果
1週間でどれだけ痩せることができるのか気になりますよね。
そこで私がSNSで実際に調べてみました!
結果…
TwitterとInstagramで確認しましたが、投稿はありませんでした。
よく噛むダイエットをそれだけで行っている人は少ないみたいです。
6.専門家からみたよく噛むダイエット
口コミでは痩せたとの情報がありましたが、実際はどれほどの効果があるのでしょうか?
参考にして頂きたい1つの研究報告があります。
急いで食べるよりも、よく噛んでゆっくり食べた方がエネルギー消費量が大幅に増えた。体重60kgの人がこの食事を1日3回摂取すると仮定すると、咀嚼の違いによって1年間で食事誘発性体熱産生には約11,000kcalの差が生じる。これは脂肪に換算するとおよそ1.5kgに相当する。
参考:https://www.titech.ac.jp/news/2014/027599
「1年間で1.5kgの体重減少」といわれてどう思いますか?
思ってたよりも少ないという人は多いのではないでしょうか。
実はよく噛むダイエットだけでは体重減少効果は少ないのです。
ただ、他のダイエットと組み合わせることで効果的に痩せることはできるかと思います。
組み合わせるのがおすすめの記事を紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。
オートミールダイエット正しいやり方とは!?1週間での効果も紹介
7.まとめ
よく噛むダイエットは1年間で1.5kgの体重減少が期待できます。
少なく感じてしまうかも知れませんが、よく噛むことで得られるメリットはたくさんあります。
他のダイエット方法と併用するのがおすすめですので、ぜひ実践してみてください。